夫視点での立ち合いレポート②
今回の内容は本陣痛開始に伴う入院から出産までを、立ち合い中に残したメモをもとに経過を追っていきたいと思います。
day1
17:00 陣痛開始
18:30 入院決定(子宮口3cm)
19:30 シャワー
20:00 夕食
22:00 心音確認
23:00 横になると激痛。座ると多少はマシに。8割の力で指圧。陣痛の間隔はずっと5~6分
day2
2:35 NST開始。臍帯の位置の関係で張ると胎児が少し苦しそう?姿勢を横向きに変えて続行
3:30 内診&エコー 子宮口が変わらず3cmで心が折れる
5:30 陣痛の間隔が3分間隔に変化。ただ張りの度合いは進展なし。
6:00 採血
7:45 子宮口は変わらず3cm。促進剤15ml/h投与。和痛分娩を選択。
8:00 促進剤が少し効いてきた?間隔がやや狭くなったが張りは変わらない
8:20 促進剤を30ml/hに増量。痛みがかなり強くなる。
9:30 子宮口5cmに拡大。和痛用の麻酔投与開始。
10:30 張った時に胎児心拍がかなり落ちる。体勢を変えれば大丈夫そう。
14:30 子宮口が9cm程に。麻酔を超したか切れたかでかなり痛くなったため追加。右向きだと臍帯の関係で心拍が落ちるらしい
15:35 胎児心拍が落ちたため、酸素吸入を開始
17:45 子宮口全開大
17:50 陣痛開始から24時間が経過したが破水せず。頭はかなり降りてきているので人工破膜決定。破膜後は鉗子分娩とする。
17:55 人工破膜に合わせていきんだところ、ほぼ自然に破水破膜。やや羊水混濁あり。
18:03 鉗子分娩で誕生。2754g 49.5cm 頭囲32.5cm 胸囲30cm
いかがでしょうか。
難産と呼ぶべきものではなかったかもしれませんが、中々お産が進まず、結果的に陣痛開始から25時間かかっての出産となりました。
当日は妻はもちろん、立ち会っている私もまったく余裕がなく、記憶できる自信がなかったので何かイベントが起こった時にはそれを残しておこうと思いメモを取っていました。
ただ、やっぱり今見返すと途中途中抜けていて(特に促進剤の増量部分)、当日の余裕のなさが見て取れますね。
ただ、それでもこれを見ると当日のあの空気感を思い出しますし、涙が出そうになります。
途中心拍が落ちてきたときなどは気が気でなく、祈る事と不安な様子を極力押し殺すことに精一杯でした。
中々進まないお産にはヤキモキしましたし、これまで見たことない妻の苦しみ方に恐怖すら覚えました。
いざ破膜となったタイミングで先生方が10人くらい入ってきて「何かやばいのか?」と不安になったことも鮮明に思い出します。
破水の勢いにもびっくりしましたし、鉗子のデカさにも驚きましたし、何より赤ちゃんが無事に出てきたときの感動と安堵は忘れるべくもありません。
その後の処置も全て見ましたが中々の光景で、トラウマにならなくてよかったな、なんてことも思ったりもします。
今はまだ多少なりとも記憶に色がついてますが、これが褪せてきた時にメモを見返してまた思い起こせればいいかな、なんて思います。
さて、まとまりがなくなってきているので当日の様子はこれまでとします。
次回からは鉗子分娩と和痛(無痛)分娩について書いていきたいきます。