yuttan's diary

2020年12月に生まれた女の子を持つ父親です。妊娠、出産、育児を通して感じたことを綴ります。

夫視点での立ち合いレポート⑤ - 立ち合い総括

前回は無痛分娩についてを書きました。

 

yuttan-diary.hateblo.jp

 

今回は順番前後した感じもありますが、立ち合いを通して得た学び、感じたことなどをこれから立ち合いをされる方向けに書いていきます。あくまで旦那視点です。

 

・立ち合いをする前に「あれもやろうこれもやろう」と思っていたが、想像以上にできることは少ない

→大別してしまえば「奥様の精神的な苦痛を和らげること」と「場を乱さないこと」の2つです。当日は恐らく旦那側も余裕がないので細かなことにまで気を回すことは難しかったです。

 

・マッサージのやり方は助産師さんや看護師さんに聞いて真似をすべし

→マッサージのやり方はネットなどで調べれば色々出てきますが、何が良いかは実際にやってみないとよくわかりません。またお産の経過に沿って求められるマッサージも変わるので、自分の判断だけでなくプロに話を聞いて真似するのが良いでしょう。

 

・旦那の居場所が固い丸椅子の上だけなので、クッションなどを持っていくべし

これは産院によって事情が異なると思いますが、私の場合は陣痛室における居場所が固い椅子の上だけで腰が滅茶苦茶痛くなりました。出産後に必要になる円座クッションとかでいいと思いますので、持っていくことを切にオススメします。

 

・びっくりするくらい水分をとる

私の妻の場合、24時間で6Lほどの水分を摂りました。日頃そこまで摂る方ではないですが、身体が求めるのでしょうね。

 

・ペットボトルにつけられるストローは必須

これは皆さん持っていくと思いますが絶対に必要です。いろんなタイプがありますが、ストローの先端が曲がるタイプがいいと思います。

 

・ゼリーなど簡単に食べられるものは重宝する

出産は非常に体力を使うものですが、落ち着いて食事をとる余裕はありません。奥様にはもちろん、立ち合いの旦那側としても簡単に口に入れられるゼリー類は非常に重宝しました。

 

・陣痛時、どうしても呼吸が浅くなるので、ウザがられてもゆっくり吐くことを意識付け

奥様は陣痛に耐えることに必死なので、呼吸は深くとわかっていても自然と浅くなるものです。これは自然なことだと思いますが、赤ちゃんのことを考えると呼吸は深くすべしというのも事実だと思いますので、旦那はたとえウザがられようとも繰り返し深い呼吸を意識付けさせていきましょう。

 

・陣痛時に手を握るとかつてない力で握られる上、爪が食い込むので注意

たまに「立ち合いにきていた旦那の手を折ってしまった」なんてのを目にしますが、正直盛ってるだろと思ってました。

が、実際に立ち会うと本当に尋常じゃない力で握られるのが分かりましたし、折れてしまうこともあるかもしれないなと思いました。

私の場合陣痛開始からあまり時間が経たないうちに気づきましたが、妻の爪が手に食い込み、皮膚がえぐれかけてたので、手を握ることはいいと思いますが何らかのカバーや握る場所を考えるなどは必要だと思います。

 

・色々想定外のことは起こるが慌てない

お産の経過は人それぞれなので、事前に様々リサーチをしたところで我々素人の予想を超える事態は起こります。そこで旦那の役割は慌てることではなく、少なくとも表面上はどっしり構えてプロに任せるということだと思うので、テンパらないように気をつけましょう。

 

・いざ出てくる瞬間、力を振り絞る奥様と対照的にある種冷静に神秘的な瞬間全部を見ることができるので、目に焼き付けておくべし

無痛分娩の時は必ずしも合致しない部分もあるかと思いますが、赤ちゃんが出てくる瞬間は奥様は精一杯であることが多いと思います。

また、角度的な問題からも赤ちゃんが本当に出てくる瞬間は見えないでしょう。

ですが、旦那は違います。立位なので本当に出てくる瞬間が見えます。精神的には分かりませんが、少なくとも肉体的には余裕があるでしょう。

赤ちゃんが出てくる瞬間というのは本当に神秘的です。どんな格好で、どんな皮膚の色をしていて、どんな顔をしているのか。いつどんな声で泣くのか。ここではあえて伏せておきますが、すべてを焼き付けてください。

 

・出産後、すぐ体重測定等に行くが、そこには立ち合い者がついていくので楽しむべし

これももしかすると産院によって違うかもしれませんね。

我々の場合は妻が会陰縫合や洗浄をしている間に私が体重測定などに立ち会いました。

赤ちゃんの顔や様子は生まれた瞬間からどんどん変わっていきますので、その全部を楽しみましょう。体重測定の後、ふにゃんふにゃんの我が子を30分ほどでしたが抱かせてもらったあの感覚は忘れようがないですね。

 

・楽しんだもの勝ち

苦しんでいる妻の横で楽しめるわけないだろ!とおしかりを受けそうですが、やっぱり楽しんだもの勝ちなんです。

奥様は精一杯だと思いますので、お産の経過を記憶できるのは旦那だけです。壮絶であることは否めませんが、その神秘さ、力強さを楽しむことは決して悪いことではないはずです。

 

いかがでしたでしょうか。

24時間以上の立ち合いをしたものの意見として、参考になれば幸いです。

ぜひ、素晴らしい立ち合い経験をしてください。