入院生活からつわり前期まで
先の記事で少し触れましたが、妻には持病があります。
それは「抗リン脂質抗体症候群」というもの。
詳細は割愛しますが、処置を行わない状態であれば不育症のリスクが高まるといった非常に厄介な性質を持っています。
幸いにも妻の場合は事前に病名が判明しており、症状も出ていない状態であったため、妊娠前からワーファリンの服薬をしていました。
ワーファリンは非常にポピュラーな薬ですが、妊娠中に使用すると胎児への移行が認められるため、妊婦への使用は禁忌。
その為、妊娠がわかった段階で使用する薬剤を変更するための入院が必要となります。
入院期間は1週間~2週間。妻の場合はほぼフルでの2週間近い入院となりました。
入院生活の後は自宅での投与になりますが、今回ワーファリンの代わりに選択したヘパリンは自己注射が必要なもの。1日2回、朝と夜に腕や脚への注射が必要となります。
我が子の為とは言え、この負担はかなり大きかったであろうと思います。耐えきってくれた妻に感謝。
さて、少し話は変わりますが、つわりは凡そ5週~20週の期間に起こるといわれています。
妻の場合、5週のタイミングがちょうど入院期間と重なり、入院中につわりが始まる状態でした。
返ってきたタイミングでももちろんつわり真っただ中。
食べられるものは制限され、味覚は変わり、ご飯の炊ける匂いで気持ち悪くなり、1日に何度も吐いてしまう。。。
つわりに対するイメージはこのようなものでしたが、妻の場合
・食の好みは多少変わったが、特に欲するものが増えただけで苦手なものは増えていない
・ご飯の炊ける匂いも別に平気
・夕方になるにつれ不快感が増してくるが、午前中は元気
・昼までは食欲もある(むしろ増した)
・気持ち悪くなってきたとしても吐くほどではない
という感じで、2人で
「思ってたより大したことなくてよかったね~」
なんて話していました。
魔の16週、この時までは