yuttan's diary

2020年12月に生まれた女の子を持つ父親です。妊娠、出産、育児を通して感じたことを綴ります。

妊娠後期突入。腰痛との闘い。

前回の記事では吐きつわりからの解放とエンジェルサウンドに精神的に助けられたという話をしました。

 

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今回は妊娠期間をトータルしてみた時に吐きつわりと並んで苦しんでいた妊娠後期の腰痛について。

 

妊娠後期はマイナートラブルが多い時期としても知られています。

ホルモンバランスもありますが、何より赤ちゃんが相当に大きくなっているので、単純に体内の様々な部分が影響を受けます。

妻もよく言われるマイナートラブルはいくつか該当していましたが、中でもひときわ目立ったのが腰痛。

なにせ1ヶ月弱くらいの間まともに歩けなくなっていました。

 

妻曰く、

「その日によって歩きやすい姿勢があり、その姿勢をとることができれば歩くことはできるが、そうでない場合はつかまり立ちがやっと」

とのこと。

 

運動不足解消のために散歩を日課にしていましたが、歩行困難レベルの腰痛が相手では強硬するわけにも行きません。

お宮参りでもらった腹帯や、購入した骨盤ベルト

 

ピジョン 妊娠中から使える骨盤ベルト L

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  • 発売日: 2019/02/12
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 を使用すれば多少は楽になるものの、それでも20分も歩けば限界が来ます。

あるいは普段であれば15分くらいでつく距離に1時間半かかったり。

 

吐きつわりと比べればマッサージなど旦那側にできることも多少はありますが、焼け石に水

臨月に入るとある日を境にすっと楽になるタイミングがあったのですが、それまでは本当に苦しそうでした。

 

つわりや腰痛などのトラブル、その後の出産時の痛み度合いなんかを見ると、種の存続の根幹なんだからもう少し妊娠出産に適したように進化してこれなかったものかな?なんて思ったりもします。

それくらい壮絶。男には一生察することしかできない苦しみなのでしょう。

 

だからこそ、可能な限り寝たきりでもいられるように家のことは男がやっていくべきと思います。

そういう意味では今回のコロナ禍がいい方向に働いた部分もあるかもしれません。

仕事が在宅ワークとなり、毎日家にいられたので私が家のことで動けました。

人間万事塞翁が馬ってことですかね。

つわりからの解放。胎動を感じたい夫婦。

前回の記事で20wくらいまで強烈なつわりに悩まされていた話をしました。

 

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吐きつわりから解放されたのは20週を超えたころ。その後少し置いて22週くらいにはつわりは概ねなくなっていたといえると思います(また後期に復活するのですが)。

 

つわりが終わる22週というのは6か月目の真ん中くらい。

この頃になると胎動もわかるようになってきましたし、随分お腹が目立つようになりました。

お腹の中に人間が入っているのだという実感。それが日々大きくなっているのだという実感。非常に神秘的で不思議な感覚です。

 

とても幸せな時間が始まりましたが、こうなると不安も増すのが人間。

胎動をうまく感じ取れない時なんかは妙に不安になったりもします。

そんな時お世話になったのがこちら↓

 

 

お腹にクリームを塗ったうえであてると中の音を聞くことができます。

少しコツはいるのですが、然るべき場所に然るべき角度であてると胎児の心音を聞くことができます。

 

例え胎動をうまく感じ取れない時間があったとしても、心音を聞ければ安心できます。

使う期間は長くないし決して安くはない買い物ですが安心を買ったと思えばアリなんじゃないでしょうか。

 

胎動といえばもう一つ。

 

聞く限り父親あるあるなようなのですが、母親が胎動を感じて呼んでくれ、お腹に触ると往々にして胎児はピタリと動きを止めます。

個人差はあるでしょうが我が家では妻が胎動を外側で感じてから私が感じることができるまでに1週間ほどを費やしました。

たまたまなのか、何かを感じて止まったのか定かではないですが、どうもよくあることらしい。

父親の受難はこんなところから始まるのかな、なんて思ったり思わなかったり。

魔の16週。それから

前回の記事で「つわり大したことなくてよかったね~」とはなしてた、ということを書きましたが今回はそんな軽口を恨んだ16週からのお話です。

 

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さて、もうこんなわざとらしい前振りになっているのでお分かりかと思うのですが、我が家の場合はつわりの本番は16w~20wでした。

それも、15週くらいにはこれまでの様子よりも少し快方に向かっている兆候もあって、体調のいい時間が長くなってきていたタイミングでの魔の来訪。

それまでは17時すぎくらいまでは調子がいい日が多かったのですが、15時にはダメに。

そして何より毎日2~3度吐いてしまう日々がやってきました。

 

幸いにも水分は十分に取れる状態であったので、午前中はなるべく食べ、午後は水分だけ取りながらやり過ごし、時間の経過を待つ、というのが1ヶ月にわたり続きます。

妻は妊娠がわかる少し前に職場を退職していたこともあり、いつでも身体を休められる状態でしたが、それでも毎日吐いてしまうといった状況は尋常ではなく、疲弊していっているのが目に見えてわかります。

この時期は本当にしんどそうな妻を見、なにもできない自分が歯がゆくてたまりませんでした。

 

結局、20週を超えたあたりで吐くということはなくなり快方に向かうのですが、妊娠期間で一番つらそうに見えたのはこの期間でした。

入院生活からつわり前期まで

先の記事で少し触れましたが、妻には持病があります。

それは「抗リン脂質抗体症候群」というもの。

詳細は割愛しますが、処置を行わない状態であれば不育症のリスクが高まるといった非常に厄介な性質を持っています。

 

幸いにも妻の場合は事前に病名が判明しており、症状も出ていない状態であったため、妊娠前からワーファリンの服薬をしていました。

ワーファリンは非常にポピュラーな薬ですが、妊娠中に使用すると胎児への移行が認められるため、妊婦への使用は禁忌。

その為、妊娠がわかった段階で使用する薬剤を変更するための入院が必要となります。

 

入院期間は1週間~2週間。妻の場合はほぼフルでの2週間近い入院となりました。

 

入院生活の後は自宅での投与になりますが、今回ワーファリンの代わりに選択したヘパリンは自己注射が必要なもの。1日2回、朝と夜に腕や脚への注射が必要となります。

我が子の為とは言え、この負担はかなり大きかったであろうと思います。耐えきってくれた妻に感謝。

 

さて、少し話は変わりますが、つわりは凡そ5週~20週の期間に起こるといわれています。

妻の場合、5週のタイミングがちょうど入院期間と重なり、入院中につわりが始まる状態でした。

返ってきたタイミングでももちろんつわり真っただ中。

 

食べられるものは制限され、味覚は変わり、ご飯の炊ける匂いで気持ち悪くなり、1日に何度も吐いてしまう。。。

 

つわりに対するイメージはこのようなものでしたが、妻の場合

・食の好みは多少変わったが、特に欲するものが増えただけで苦手なものは増えていない

・ご飯の炊ける匂いも別に平気

・夕方になるにつれ不快感が増してくるが、午前中は元気

・昼までは食欲もある(むしろ増した)

・気持ち悪くなってきたとしても吐くほどではない

 

という感じで、2人で

「思ってたより大したことなくてよかったね~」

なんて話していました。

 

魔の16週、この時までは

妊娠発覚!!

妊娠がわかったのは2020年3月の中旬。

今となってはずいぶん前のような気がするけれどまだ1年経ってないんですね。

同年2月に行った新婚旅行の方が記憶が新しいような気がしていて変な感じですが、

生理予定日前にいきなり妻が「妊娠した気がする」と言い出して検査薬を買ってきたのは覚えています。

 

結果は「陽性」

 

とはいえまだ検査薬の段階なので、その後の検診を経て妊娠が確定。

 

子供は望んでいたものの、あまりにスムーズな展開に驚きつつ、情報収集を開始。

妊娠の経過はどうなっていくのか、皆が恐れるつわりとはどのようなものなのか、妻の持病がどのように影響していくのかなど。

 

色々と調べていくと不安と期待がそれぞれに膨らんでいき、何とも落ち着かない心地になったことを覚えています。

結局この落ち着かない心地は出産するまで続くのですが、それはまた別のお話。